1980-11-26 第93回国会 衆議院 農林水産委員会 第8号
○松本(作)政府委員 ただいま御指摘がございましたように、二十八年産米、二十九年産米におきまして減収加算額を実施したということについては承知いたしておるわけでございますが、その後、時代が変わりまして、米価の算定方法につきましても、生産費所得補償方式という中に収量の変化が織り込まれるという形にもなってまいっておりますので、米価そのものについて直ちに減収を配慮するということは、現在の所得補償方式の中で織
○松本(作)政府委員 ただいま御指摘がございましたように、二十八年産米、二十九年産米におきまして減収加算額を実施したということについては承知いたしておるわけでございますが、その後、時代が変わりまして、米価の算定方法につきましても、生産費所得補償方式という中に収量の変化が織り込まれるという形にもなってまいっておりますので、米価そのものについて直ちに減収を配慮するということは、現在の所得補償方式の中で織
この赤字について、買い入れ価格と配給価格との差の問題、あるいは三十年度の場合なんかは、減収加算額の問題、あるいは検査規格の問題、あるいは時期別格差、いろいろな原因があるだろうと思いますが、こういった問題についてどのような方向でこれを是正していけるか、防止し得るか。少くともうちの党の河野氏の質問に対しまして、財政的な面から、とにかく経済は生き物だという御答弁がありました。
それに昨年度末の減収加算額三十二億を全部加える、さらにその上に早場米の買い入れの予想が当初予定しておつたよりもさらに上回つたということ、その他の原因を勘案いたしまして、食管会計では約二百億を突破する赤字が出るのではないかと想定されますが、さよう想定して間違いありませんか。
おそらくまた大蔵大臣は、減収加算額をいやいやのんだときのようなあの渋い顔で、もう一ぺんこれをのまされるのじゃないかと私は見ておる。そうなりますと、当然ここに補正予算を組まなければならぬことになりますが、かりに民主党案が通った場合、補正予算を組まずに食管内の操作でできるかどうか。今日は仮定のこととは言えません。私は仮定の議論をしているのではない。
先に問題になりましたあの政府の不用意な発言から支払わねばならなくなった産米の減収加算額三十二億円と合せますと、百四十億円に及ぶ赤字が予想されて参るのでありまするが、このような膨大な赤字をどのように処理されるのであるか。消費者価格を引き上げるようなことはないと思うが、これをやるつもりか、または一般会計から負担する予定であるか、お聞かせを願いたい。
最後にもう一つ伺っておきたいのは、この食管特別会計で、先ほども申しました減収加算額三十三億をこの年度の操作においてはじき出す、こういうのですが、そんなことができますか、ここに一億一千九百万円赤字が出たということだけによって一般会計から繰り入れる法案を出している、食管会計というものはそんなだらしのないものですか。
ところが減収加算額は、そういう上回っておるとか、下回っておるとかは全然問題にせずに、全国平均してこれを出しておるというために、豊作のところも減収加算額がもらえておる。国民感情としては、減収になった農家に払うべきであって、それを豊作の農家がとるというのはどういうわけか、こういう感情が一方にあるわけです。
ただ輸入米価をどうするかというような点につきましては、むしろこれは所管大臣である農林大臣がどのような考え方を持っておやりになるかという点につきまして、その御所見をお尋ねいただきたいと思いますが、それらの操作をかねてそうしてこの決定いたしました減収加算額というものが何とかやりくりがやっていけるのではないかという見通しのもとに、減収加算額を支出することを国会に申し上げたような次第でございます。
○助川委員 がまんをしろというお話ですが、罹災補償規定はもちろん農業災害補償の制度とは若干会計負担の問題で違つておることは承知をいたしておりますが、それは米の場合における共済金の支払いと同じことなので、米の場合におきましてはさらに減収加算額を支払うという特殊の、もう一方の対策が確立されておるわけです。
これは先日予算委員会において私が要求をいたしましたが、あの作況指数と供出数量によってはじき出された減収加算額の府県別表払いの一覧表であります。それをもあわせて御提示願いたい。 十三、昭和三十年度外米、外麦輸出国別輸入数量、価額、単価等の予定表。 十四、最近時における都道府県別、内地米、準内地米、外米別米価の配給日数。
この百四十円の減収加算額に対しまして、なせ一体大蔵大臣がこれの支払いを極力拒否するような主張を続けてこられたのであるか、この基本的な態度について、まず一つお伺いをしたいと思います。
○小平(忠)委員 そこで私はきわめて重大な問題が起きてくると思うのでありますが、先ほども同僚委員の本問題に関しまする質問に答えて、農林大臣は、この減収加算額三十二億九千万円は、三十年度の米麦の買い入れ代金から支払うのである――体どこに三十二億九千万円というこの代金を支払うところの財源が出て参りますか。さらに問題は、食管特別会計においてすでに三百六十九億という本年度の損失を計上しておるわけです。
一、昭和二十九年産米については減収加算額を玄米一石当り百四十円とする。 二、この減収加算額は、昭和三十年度食管特別会計予算成立後において同特別会計から支出する。 三、これがため食糧管理特別会計において必要となる財源については、何特別会計予算の実行上そのワク内における差し繰りにより調達することとするよう処置し、一般会計から繰り入れば行わない。 そういうことに決定をいたしました。
一 昭和二十九年産米についての減収加算額を玄米一石当り百四十円とする。 二 この減収加算額は、昭和三十年度食糧管理特別会計予算成立後において同特別会計から支払う。 三 これがため食糧管理特別会計において必要となる財源については、同特別会計予算の実行の上そのワク内における差し繰りにより調達するよう措置し、一般会計からの繰り入れば行わない。
しかも今日政府はこの作況に対する減収加算額の支出に対しましては、今日まであいまいもことしてその態度を決定されていないということは、私たちの最も遺憾とするところであります。
もっともこの中に減収加算額五百五十五円を含んでおりますので、それを差し引きますと、一万百十九円となります。二十九年産米は、実際に最近まで供出されておりました数量、一応計算上二千二百八十二万石をとっておるのでありますが、これによって推定いたしますと、約九千八百七十九円となり、さきに申しました減収加算額を除きますと、二年の平均は九千九百九十九円、減収加算額を加えますと一万二百七十七円となります。
かりに減収加算額を想定いたしますと、当りまえに出せば三十三億ぐらいではないかということがいわれている。三十三億という新しい財源に困って、この財源を一体どこからひねり出すかということで、昨日予算委員会においては、農林大臣は食管特別会計からこれを操作する、こういう話でした。ところが食管会計は御承知のように出入り勘定でありまして、こんな臨時的な金を出す費目はどこにもありません。
さような過去における実情に徴しまして、昭和二十九年産米も政府当局の発表によりますれば、五%以上の減収ということはきわめて明確に相なったのでありまするので、当然減収加算額を交付すべきものであるという観点に立って御質問を申し上げたのでありますが、大臣は、農林省としては、と申しまするか、大臣としては、当然そういう措置を講じたいというように考えておりますが、昭和三十年度の予算の編成の関係もありまして、ただいま
減収加算額算定方式に関する答申なる案を作って、そうして答申をしておる。昨年の自由党内閣においてさえも、この答申を尊重して、金額においては若干のズレはあったわけでありますが、とにかく五百五十五円という凶作加算金を支払っておるわけであります。
○内藤政府委員 ただいま川俣さんからのお尋ねでありますが、減収加算額は、これは私どもとしましては、当然支払わなければならないという気持を持っておりますことは、先ほど申し上げました通りでありまして、さような気持で大蔵省と非常に強く交渉をいたしておるのであります。大蔵省は大体の数といたしましては認めております。
○内藤政府委員 そうなったらいろいろこれは解釈もあろうかと思うのでありまして、最後の結論は何とか減収加算額を出せばよいと思って、一生懸命になっておるのでありますから、もうしばらくかすに時をもってお許しいただきたいと思います。
いわゆる基本米価に対しまして減収加算額算定方式を用いまして、五百円かを加算いたしたわけでありますが、昨年度は取急いだといいながら、全国的な凶作に対しまして、すでに把握できるものは把握できた形になつておるわけであります。
ただ一つ問題になりますことは、御承知の通り、減収加算という制度はパリテイ方式に伴いますいろいろな欠陥を補正するという意味が多分にあるわけでございますので、それに対しまして本年の米価の構成がパリテイ価格で算出しましたほかに、基本米価の中に一千円という相当多額な金額が入つて来ております関係上、これと減収加算額というものとの理論的なつながりをどう考えて行くかということが、本年は相当議論の対象になつて来るのではないかというふうに
そうなつた場合に、補正割当は一月になるというような御答弁でありましたが、それと同時に昨年産米についても、米価審議会におきまして、満場一致答申をいたした減収加算額算定方式が定められておるのでありますが、これには幾多の附帯条項にもついてはおりますが、とにかく減収加算の算定方式に基いて、減収率がきまつた際には、凶作加算を考慮する意思があるかどうか。
これは包装込みの格差を考えたものが一万四百六十五円という程度に全国平均がなるわけでございまして、それから減収加算額の五百五十五円を引きますると九千九百十円になる。そういうことから新聞紙上に出たのだろうと思いますがこれは格差の問題、包装の問題というものがまだ去年のままでございまするし、これは全然別の問題でございます。従いましてその数字は実はわれわれは持つておりません。
それからこれは蛇足でございますが、昨年度の状態を申しますると、昨年度は減収加算額におきまして五百五十五円でございまするので、大体百十億余の財政負担をいたしております。それから完遂奨励金におきまして百十二億程度の財政負担をいたしております。なお超過供出の差額におきましてやはり四十億程度の財政負担をいたしております。
○前谷説明員 実際の買取り価格の考え方でございますが、いわゆる減収加算額とかそれから完遂奨励金とか、もちろんこれは除いております。パリテイ価格として、五等米として算定されました裸の価格、これを基準にいたしております。いわゆる完遂奨励金とか、減収加算というのは、これからはとのはずしてあります。
生産者価格につきまして、括弧いたしておりますたとえば減収加算額五百五十円、供出完遂奨励金五百三十七円、超過供出奨励金二百万百分の二百五十七円、その括弧いたしております生産者価格のものは、消費者価格に織り込まないという形になつておるわけでありまして、織り込んだものは七千四十一円でございます。